ご挨拶
当サイトをご訪問くださいまして、ありがとうございます。
管理人のKei(慧)といいます。
このブログは、占いとしての「易」を紹介するとともに、ご自身で占う方法をお伝えしていきます。仕事、恋愛、生き方、進路、結婚等岐路に立った際の判断材料の一つとなれれば幸いです。
易との出会い
ここに、表紙が取れてボロボロに使い古された一冊の本があります。書名は「易入門ー自分で自分の運命を切り開く法ー」著者は黄小娥さん。昭和36年12月15日初版発行。母が、昭和40年代にたまたま古本屋さんで購入。それ以来、ずっと我が家にある本です。普段の生活が順調なとき、この本の出番はありません。入試や結婚などの人生の節目や、自分の力ではいかんともしがたい難局を目の前にしたときに、この本の登場となり、「易」に伺いをたててきました。これまで不思議と試験の結果がわかったり、迷った時の身の処し方を教えてくれた易占い。時を経て、この本を私が使うようになって30年以上がたちます。
「易」とは
占いとしての易は、古代中国から行われていたようですが、文字が整備されていなかったこともあり、記録としては残っていません。それが「周」の時代に発展し、人生のありようと自然の摂理を結び合わせて体系立てられ、「易経」という経典ができました。易経は占いのみならず、先人が後世を生きる者へ遺した「人生の普遍的な構造」が書かれています。生きていく上での道理やその運用を説くものとして、本来は国家のリーダーが学ぶ「帝王学」としての位置づけにありました。国の存亡にもかかわる重責を負っているリーダーたちが、「易」の教えを体得し、判断を誤らないようにするためのものでした。当時の中国のリーダーは、天災地変・飢饉・戦乱などから国をいかに守るかを最重要課題としていました。避けられない事態もあったにせよ、易を天変地異を予知する術として用い、最善を尽くしてきたといえます。
現代を生きる私たちが、易の教えを、自分の人生に生かすことができたら、どんなに素晴らしいでしょうか。
このブログでお伝えしたいこと
東洋哲学の至宝ともいえる易。時代を経て、ライフスタイルや働き方がどんなに変わっても、悩みやつまづきのない人生などはありません。どのように行動するべきか、判断に悩む場面に遭遇した時、易を知っていれば、いま、どんな状況にあるのかが客観的にわかり、どう対処すればよいかがわかってきます。もっと熟達してくると、兆しが見えた時点で対処できるようになり、最悪の事態を回避することもできますし、めぐってきたチャンスを逃さずにつかむことができるでしょう。
ここでは、実際の占い方を紹介するとともに、その先にある易の奥深さも紹介していけたらと思います。