山水蒙(さんすいもう)~光を求めてさまよう子ども~

4.山水蒙(さんすいもう)

「光を求めてさまよう子ども」

この卦が表すもの

「山」の卦の下に「水」があります。山から湧き出たばかりの水の流れは、始めは細く弱いものですが、少しずつ他の流れと合流を重ね、やがて大きな川へと姿を変え、海に流れ込んでいきます。

「蒙」は「啓蒙」に使われるように、学ぶ姿勢について教えるものです。焦らずに一つずつ、物事を学んで自分の中に取り入れ、それらを系統立てて、学び進めることができれば、細い水の流れが大きくなっていくように、次第に蒙は啓(ひら)かれていくことを示しています。

この卦が私たちに教えること

この卦では教育に対する基本姿勢を教えています。教育においては、教わる側から「知りたい」「学びたい」として求めるものでなければ、何も成り立たないと説きます。学ぶ側の知的欲求がなければ、いくら熱心に教えても吸収されないということです。その一方で、学びたいという熱い気持ちがあっても、独りよがりでやみくもに進むだけでは、学び方を間違える危険があることを教えます。または、教える側の人物に問題があり、学ぶべきではない人から学んでしまうという失敗もあり得るといいます。

学ぶ側からの一心の求めに応じて、適切な教師がそれに応えることで、その相乗効果でさらに内容が深まり充実したものになると教えます。

また、この卦では易をたてる際には、最初の一回だけが本当のことを告げると教えます。最初に出た結果が、気に入らないからと言って何度も占うようなことをすれば、易占は穢れて、正しい結果が出なくなるといいます。

この卦が出たあなたへ

この卦が出たときは、最初のうちはうまくことが運ばなくても、努力次第で時がたつにつれて好転していくことを示しています。「蒙」には、見きわめ難い・ぼんやりした・これから伸びる人・若いという意味があり、暗闇の中を手探りで進んでいくイメージです。見えない中をいくので、躓いたり転んだりする危険があります。事業や日常生活では、内部が暗く見定めがたいので、困難なことが多いと見ます。わけのわからない出費があったり、良かれと思ってしたことが裏目にでたりすることもあるでしょう。

結婚については今が決める時ではないと出ています。よく見極めてからにするのがよいときです。

そして、物事がスムーズに進むようになってきたら、受け身ではなく、自分から積極的につかんでいく心持ちで臨んでいってください。

この卦でよいのは学問研究に携わっている方々です。これから伸びる人、という意味があり、男女ともに将来は大変有望です。

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