火天大有(かてんたいゆう)~騎士に守られた女王~

14.火天大有(かてんたいゆう)

「騎士に守られた女王」

 下の卦が「天(☰)」で、その上に「火(☲)」があるので、イメージは、真昼に輝く太陽です。火を表す記号の真ん中に、陰(⚋)が一つあるだけで、あとは陽(⚊)に囲まれています。強い陽に囲まれたただ一つの陰ということで、女王が忠誠な騎士に守られている形です。この卦が出るときは、非常に盛運のときで、経済的にも豊かで、思いどおりに事が運んでいきます。

この卦が私たちに教えること

「大有」とは、大いに保つという意味で、古くから理想的な組織のリーダーの在り方を教え、称賛しています。陽の中に囲まれたただ一つの陰は、有能な部下に助けられるトップを指しています。この火天大有のリーダーは、ろうそくでいうと、「芯」の部分にあたります。芯そのものは光を発しませんが、ひとたび火がつくと、芯を中心にして周りが明るく燃え上がります。組織を保つために、リーダー自身は、他のものと力や技を競う必要がないのだと教えます。トップが柔弱で一番力のない存在であれば、多くの優秀な人材を育てる徳を持っているとみているのです。または、本当の意味で能力のあるトップは、周りのよさを活かすために、あえて自分の力を封印するのだといいます。

大体の場合、組織のトップは自身が有能な場合が多く、とかく周りに任せることができず、自らが動いてしまいがちです。この卦では、組織の力をいかに保っていくかを考えた際、トップが陰の存在に徹し、人の能力を引き出していくことの大切さを教えています。

 

この卦が出たあなたへ

実力・気力もともなって、強運の時なので、積極的に行動して間違いはなく、また動き出す時期も早いほど有利になります。

騎士に守られた女王のイメージですが、男性でも女性でも、トップとして、温厚な人物で、柔軟な策をとっていく人でしょう。周りの人の能力を最大限に生かすことを常に念頭に置き、事業を盛大にしていってください。

一つだけ、注意をすることがあります。このように盛運に恵まれているときは、周りからの嫉妬や反感をうけやすいことです。それを避けるためには、事を運ぶ際は穏便に、周囲の人に感謝の気持ちを忘れずに人間関係を円満に保つことです。

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