占い方のポイント

占い方のポイントについてみていきましょう。

占う「内容」について

易を立てるときは、まず、なるべく具体的な内容になるよう、問題を絞ってみることから始めます。

例えば「私の一生の運勢は」では、あまりにも漠然としすぎていて、適切ではありません。易占いの専門家でさえ答えを導くには難しいのではないでしょうか。

また「私の前に選択肢AとBがあるが、どちらにしたらよいか」も占いの問いとしては適していません。まずは「私がAという選択肢を選んだ場合はどうなるか」という内容にして占います。同じように「Bを選んだ場合は」と個別に占っていきます。

恋愛についても、「私は異性にもてるかどうか」ではなく、「私は○○さんとご縁があるのか」というところまで、踏みこんで具体的にすることをお勧めします。

どのくらい先まで占えるのか

遠い未来のことより、まずは近い将来のことから占ってみてください。個人的な意見ですが、経験上、遠い未来を占うのに易はあまり向いていないのではないかと感じています。

易の三義(3つの意味)の中に、①易簡(いかん)②変易(へんえき)③不易(ふえき)があります。

このうちの②「変易」は、世の中のものはすべて永遠に変化し続ける、いう意味を表しています。つまり現時点で遠い先を占ったとしても、刻々と状況は変化し、当然に将来のこともちょっとしたことで大きく変わっていくものととらえた方がよいのです。

裏を返すと、易によって思うような結果が出なかったとしても、がっかりする必要もないのだといえます。今は、その時期が来ていないだけと考えて、チャンスが来るまで準備をしながら待つようにするとよいです。

結果の解釈の仕方についての経験を積む

易を立てると、それが64通りの「卦(か)」のうちのいずれかに該当します。易では「64卦」といいますが、これは一言でいうと、人生のさまざまな「時」の状況を64通りに表したものです。それぞれに深い意味があるのですが、それがどのように、自分の設定した占いの内容に対する答えとなって出てきているのか、慣れてくるまで少し訓練がいるかもしれません。

私の場合は、まずは一度その卦の説明を全部読み、その中から占った内容に対しての答えとなっている部分を探すことから始めました。自分の悩みや問いに対しての答えだと思うと、真剣に意味を見出そうと探せるものです。

二度占うことはNG

一度占って、思うような結果出なかった場合、もう一度占いたい衝動にかられるのですが、、それはやめてください。特に自分自身に関することを占うのは、主観的な感情がはいるので一番難しいです。

何度も占うことは、易に対して誠実さを欠き、自分も冷静さを失って、きちんとした結果を得られないことになります。そういう時は、後日、気持ちが落ち着いているときに、占ってください。

基本的に、易は一回限りしか告げてはくれません。だからこそ最初に、真剣な気持ちで取り組んでいただきたいです。

占いに頼りすぎもよくない

易は、経験や常識では計り知れない、未知の迷いや悩みが出たときに行うものと考えてください。何でもかんでも易を立てて、安直に教えてもらおうという態度では、的確な結果は出せません。

また「易は人を選ぶ」ではないですが、きちんとした結果を告げてもらえない人があるという方もいます。私は占う人が、易に対して真摯で素直な心持で向き合えば、必ず結果を授けてくれるものと思っています。

「易占いのポイント」まとめ

(1)占う内容を、より具体的なものに設定する

(2)「AかBか」という内容設定ではなく、「A」を選択したらどうか、「B」の場合は、というように個別に行う

(3)該当した「卦(か)」の意味をよく読み、占った内容にどのように答えとして該当しているのかを検討する

(4)あまり遠くない未来のことについてを占う

(5)結果が意に添わなかったとしても、二度易を立てることはNG

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